2015年6月10日水曜日

ヒーネー マー,トヴ Hineh Ma Tov

日本ではヒネマトブと言われるようだが、東北の詩人の影響? ヒーネーまたはヒーネイは感嘆詞。 旧約聖書詩篇133:1からの歌詞。 「何て良いことでしょう。兄弟達が座ることは。 しかも一緒に座るとは」 安息日を迎える夕方にシナゴーグでよく歌わるが、いろいろなメロディーがある。 

アメリカ系メシアニックの集会でも使用され踊られるようだが何か変。同名の別の曲で、最近(2005年)にシュラー(全員が正面を向く)タイプの踊りが発表されたが、そちらはブームにのった一過性のもの。 

「イエメン系ユダヤ人の踊り」と思っている者もいたようだが、そうではない。 振付はイスラエルのフォークダンスのパイオニアの一人である リブカ・シュトウールマン女史。 彼女がイスラエル独立後にイエメンから脱出してきたイエメン(テイマン)系ユダヤ人の踊りを見た時に、興味深い踊りをしていた。 それで、そのステップを解明しようとして出来たのが「ツァダット テイマニ」つまりテイマニ・ステップ、日本で言われているイエメナイト・ステップである。

したがって、このステップはテイマニーム(イエメン系ユダヤ人)のフォークロアなステップは異なる。フォークロアーなものはもっと多様な動きを伴う。

なおイエメン系ユダヤ人のフォークロアーな踊りは、在住のアラブ系イエメン人の踊りとも異なる。
長年、テイマニームは、アラブ人社会の中にあって、細々と古くからのユダヤの伝統を守ってきたが、礼拝(集会)を自由にさせてもらえなかった。 アラブ人に常に監視されてきたのである。そこで、ユダヤ人達は、自分たち家族間の「団らん、戯れ」を行っていると見せかけて狭い部屋で隠れて集会を行ってきた。それが独特な踊りのスタイルとなっていったのである。

 : 次をの例を参考に修正する

ポイント1 : まず、この動画のとおり踊りは1番と2番がある。 日本の多くは省略されている。

ポイント2 : 1番の最初歩行は、1歩ステップした後に「ニアー」即ち膝を軽く曲げて緩めるステップを行わなければならない。

ポイント3 : 1番のパート2は円心を向いて右足1歩目は「レキアー」即ち強く床にステップする

ポイント4 : 2番は円を小さくして行くが、全員が中に入って行くというよりも、先頭のリーダーに導かれてすぼめて行くほうが良い。最初からシングルサークルを幾つかのラインに切っておくとよい。 
私が会ったリブカ・シュトウールマン女史はそのようにされていた。(私の手元にその動画もある)

イメージとしては次。(但し次の動画でもポイント2と3を行っはていないので注意)

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 : 次がほぼ正しい。 但しポイント3のレキアーを強調するあまりに、足が前に出ているが、ここはクローズ気味のレキアーでよい。 また手は原則としてVホールドなので、わざわざ上げるように指導してはならない。 2番で自然に円を閉じた時に上げてしまうのは踊り手の自由である。

http://www.rokdim.co.il/rikudim/f_rikud.asp?rikudId=6077