2015年6月6日土曜日

ドゥロール イクラー   Dror Yikra

この踊りを日本にはモシコ・ハレビ氏が伝えたので、彼の踊りだと思っている人が多い。 実はイスラエルを代表する振付者の一人、エリヤフ・ガムリエル氏の踊りである。モシコ氏特有の強い味付けによって、本来の雰囲気と異なる踊りになってしまっている。

× 間違っている例 ・・・ モシコ臭い踊りになってしまっている例は次:


【修正点 1】 パート1の最後に足をクローズして、両膝を揃えて2回曲げているが、正しくは2回クローズさせる。(2回その場を踏み込むようになる)

【修正点 2】 パート2で円心にディルッグ(ステップ+ホップ)する時に、手を交差しているが、その形がイエメン系ユダヤ人の祈りの形になっていない。 正しくは、手を交差させた時に手の甲をあわせるような形にする。 

【修正点 3】 パート2の次に勢いよく前にディルッグする時は、後ろにステップして前に行くのではなく、右にステップしてから前に行く。 また、この勢いをつける時に日本では両手を右肩近くに持っていく人もいるようだが、そのようなことは必要無い。 上に高く飛んで人が天に近づこうとするが、その結果は地面(地)に落ちる動きに続いていく。  その後のスナップは、両手を右、左、右、左と持っていって行う。

【修正点 4】 最後に4歩で右に1周するときは、スナップしてまわるのではなく、安息日に灯す2本のロウソクを上に向けて持つようにして、手を広げたまま1周する。

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◎ 正しい踊り方 ⇒ エリヤフ・ガムリエル氏自身による講習と踊りは以下。
彼は、国立インバール舞踊団で演奏していたので、いつも笛などで演奏するのが好きで、飾り気が無く、つつましさを備えた方だった。